葬儀後の飾り

 葬儀が終わった家で床の間や神棚に白い紙を貼っているのを見かけたことがある方がいらっしゃると思います。
 一般的には四十九日まで貼られていますが、人の不幸は普通の状態とは違ったものと考えられます。
神道では不幸を穢れとし、神棚や床の間は穢れから隔てる意味で白い紙で封じます。
 例えば香典に新札を使わないことや、ふくさの包み方などお祝いの時とは逆にします。
通夜や葬儀の時は家の中も普段とは様子を変えて、派手な飾り物などは一切取り除き、動かすことができない大きな物は白い紙で隠します。
 また、玄関に忌中の張り紙をされるご家庭もあります。こちらも四十九日まで貼られるお家が多いですが、最近ではセールスや防犯の都合上、貼られないお家がほとんどです。

葬儀後の飾り 玄関