浄土真宗の歴史と教え
親鸞は比叡山で20年修行したのち法然の弟子になり、「専修念仏運動」を行いました。1207年に法然とともに流刑に処せられ、配流後は20年余り関東地方で布教に専念しました。
「南無阿弥陀仏」と唱えることによって浄土に往生できる説いた法然の行として念仏をさらに一押しすすめ、念仏自体も自力ではなく弥陀の本願力という他力によるものとしています。親鸞の絶対他力の念仏は自分に意志でやらなければならない念仏ではなく阿弥陀仏の絶対的な救済に対して思わず自然に発する報恩感謝の念仏であると教えています。親鸞の書の中に「悪人正機説」というものがありますが、罪を犯した悪人でも浄土で往生が可能であると説いています。
